幸せになるための
「ハートフルこおりやま」こころの健康講座
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*第6回『こころの健康講座』のPRチラシを我が社で作成させていただくことになった。
『こころの健康講座』は、奈良県大和郡山市の市民の会“精神障害者の社会参加をすすめる会「ハートフルこおりやま」”が、精神保健福祉と心の健康を考えるきっかけ作りとして、毎年主催しているイベントである。
今年は、第一部が三名のシンポジストを迎えてのシンポジウム『どうなる?心神喪失者等医療観察法』、第二部が松本真理子さんのマリンバコンサート『ちょっとひと息マリンバタイム』というプログラムになっているとのこと。
日時は9月10日、土曜日。場所はやまと郡山城ホール。13:00、開場だ。
イベントのチラシ作成に当たっては、「精神障害者地域生活支援センターふらっと」の相談員をなさっているHさんにお話をうかがった。
Hさんが参考にとお持ちくださったハートフルこおりやま」会員募集のチラシは、
「大和郡山市に暮らす精神障害者は約1200人(推定)と言われています。多いと思いますか? それとも少ないと思いますか?」
と書かれていた。
多いのか少ないのか私には判断できないけれど、そうした事実--郡山の地域社会を推定1200名の精神障害者のかたがたと一緒に支えているのだ--という認識の必要性を今更ながらに感じた。
チラシ作成に必要な情報よりもう少しだけ詳しくHさんにお話をうかがってみたので、インタビュー形式の形で、ここに掲載したい。*
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↑チラシ
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Q1.「ハートフルこおりやま」の活動目的など、お話いただけますか?
障害者が一市民として当たり前の生活を送るため、社会で必要な支援体制作りを進める市民の会です、ということです。
Q2.Hさんのお立場は?
立場は、いち市民です(笑)。
おお、そうですね(笑)。
でもこれでは、ご質問のお答えになっていませんね。私という人間が、どういう人物であるかという趣旨のご質問ですね。
ご説明を致しますと、障害のあるなしに関わらず安心して自分の街で暮らせることや、心の健康の回復と維持を目指す、生活支援ネットワーク「精神障害者地域生活支援センターふらっと」というところがあるのですが、私はそこで、相談員として勤めております。
精神障害者の方々に対する具体的な日常生活支援を事業として行なっているところです。
「精神障害者地域生活支援センターふらっと」は、地域で生活されている精神に障害を持っているかた、およびその家族のかたが利用できる施設です。
相談事業として面接、電話相談(当事者・家族等)、訪問などをさせていただいてますし、日常生活支援事業として、サロン、情報交換、夕食・昼食サービス、シャワー利用、就労支援事業も行なっています。また、グループ就労の調整、就労プログラムの実施、就労後のサポートなどもとても大切な仕事です。
また、喫茶店なども運営してまして、当然のことながら、一般のかたもご利用できます。モーニングやランチもやってます。
溝江さまにはランチをお奨めします、どうぞ、どうぞ、食べに来てください(笑)。
くわしくは、直接センターへご相談していただけたらと思います。ウエブサイトはこちらになります。
http://www3.kcn.ne.jp/~moe-flat/righthtm.htm
なるほど。
ただ、こうした活動は、地域のみなさまにもっともっと認知されていく必要があると感じているんですね。「精神障害者地域生活支援センターふらっと」の内側と外の世界、というのではなく、地域共同体と精神障害者のひとびとが溶け込んで一体となった、そういう社会作りが大切だと認識しているのです。
そのためには、精神障害者のひとびとに対する偏見というか、無理解の状態をなくしていかなくてはならないですし、「精神障害者地域生活支援センターふらっと」などで日々行われている日常の活動内容も知っていただけるようにしていきたいと感じています。第一歩として、まず関心を持っていただくこと。
私たち「ハートフルこおりやま」が啓発していきたいのは、「精神障害者」の問題は障害を抱える一部のひとたちだけの問題ではなく、「私たちみんなの問題」なのだという認識そのものだと、個人的に思っています。
長々とお話しましたが、「ハートフルこおりやま」は精神障害者のひとたちを会全体としてバックアップすると同時に、そうした状況を地域社会に向けてどんどん啓発していくことを活動目的とした団体ということになります。
ええと、ごめんなさい。「ハートフルこおりやま」と「生活支援センターふらっと」は別の団体なのですね。一瞬ごっちゃになってました。
違うんです(笑)。「ハートフルこおりやま」は、市民団体です。どうしても混乱されるかたが多いようで、これは私どものお知らせの仕方に問題があるのではと、ちょっと悩んでいます。啓発活動もまだまだ足りないということでしょうか(笑)。
もちろん、市民グループ、家族会、作業所などが互いに密に交流しあい、助け合い励ましあいながら、環を広げていっているということはあります。「支援グループから施設へ」「施設から支援グループへ」ということで、交流関係はとても密に行なってます。
そういうお話も含めて、市民の皆さんにどんどん知っていってもらいたいと思ってます。
「ハートフルこおりやま」は、福祉制度や施策の充実をめざしたり、心の健康を考える学習会や後援会を行ったりといった活動を行っています。会員大募集中です。
年度会費はひとくち500円、ふたくち以上のご協力をお願いしています。
今回の第6回『こころの健康講座』の主催は、そうした、「ハートフルこおりやま」の活動のひとつです。
うまく説明できていますでしょうか?
Q3.個人的に気になったことをお話してかまいませんか?
ええ、なんなりと。
「精神障害者地域生活支援センターふらっと」のサイトなのですが、トップページに「活動内容へ!」というリンクがありますよね。活動内容に興味を持った私は、さきほど、このリンクをクリックしてみたのです。すると「moe.ppt」というファイルがダウンロードされまして。
ファイル名についた拡張子からPowerPointのファイルだとはわかりました。しかし実は私、PowerPointなるソフトウエアを持っておらず、このファイルを開くことができなかったのです。
この「活動内容へ!」をHTMLとして公開できない何らかの事情があるとしても、PDFかせめてflash形式で配付していただくわけにはいかないのでしょうか? そうすることによって、より多くの方々に、「ふらっと」の活動内容を啓発できると思うのですが。
こうしたサイト作りというようなことについてはまったく不案内なもので、私がここでお答えすることはできませんが、参考にさせていただきます。
Q4.今回の 『こころの健康講座』は2部構成だそうですね。
今回の講座のテーマは、「安心して住みつづけられるやさしいまちづくり」です。
第一部はシンポジウムということで、弁護士の伊賀興一さん、精神科医の菅原圭悟さん、家族会から仲田昭七さんにお越しいただいて、それぞれのお立場からお話いただくことになっています。世間では今、「心神喪失者等医療観察法」が騒がれていますが、そうしたことも話題にのぼると思います。
また、松本真理子さんのマリンバコンサートは、ピアノ演奏に植村伸子さん、助奏に大江可南子さんと小川悟史さんをお呼びして、はなやぎのある、ボリュームたっぷりの素晴らしい演奏をお約束できると思います。
Q5.お値段は?
一般500円。会員は無料です。つまり、いま会員になっていただければ無料ということです。
日時は9月10日土曜日、13:00開場、開演は13:15です。
第一部のシンポジウムは13:15〜14:50分を予定してます。第二部のマリンバコンサートは15:00〜15:40分を予定してます。
場所は「やまと郡山城ホール」の小ホールです。
今日はおいそがしいところ、どうもありがとうございました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
2005/7/5
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